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ブログ:バイリンガルの子供に育てるための努力と親のすべきこと

うちの息子はイギリスに住んでいるので日本語と英語のバイリンガル環境にいるのですが、やはり言葉の発達の面でバイリンガル環境にいる子はモノリンガル(一言語)にいる子供より遅れを取るという通説通り、両言語ともモノリンガルの子より遅れています。子供の方は小さいときは言葉が通じなくとも遊びの中でコミュニケーションを取って他の子と遊んでいるのでさほど気にしていないのかもしれませんが、やはり親の方はどちらの言語も遅れているということに正直焦りを感じます。

もともと息子はお話よりも体を動かすことが大好きで他の子よりも話し始めるのが遅かった気がします。「ママ」は普通の子と同じくらいに言い始めたと思いますが、単語の広がりは確実に少なかったです。その分、エネルギーは全て体を動かす方にいってたみたいで、体は小さいけれど運動神経はかなり良く、他の子とも体を使った遊びでコミュニケーションを取っている感じでした。

バイリンガル環境でよく言われるのが「言語がミックスしているために子供が混乱している」ということ。うちの子もおそらくその部類で、親は日本語を話すけれど、TVや外に出ると他の人は英語で話している。親に英語で話しても通じるのに、他の人に日本語を話しても通じない。だから何を話してよいのか分からない状況のような気がします。

この言葉の遅れを例えた話で「モノリンガルの子が月に10言葉を覚えていくとしたら、バイリンガルの子はそれぞれの言語が5ずつで10覚える。1つの言語だけで見れば他の子が毎月10積み重ねていけるところを5ずつしかないので結果としてどんどん遅れていくそうです。」でもそれが一生続くわけでもなく小学4,5年になるとようやくモノリンガルの子に追いつくらしいで少し安心なのですが、言い換えれば小学4,5年まで息子はどちらの言語も周りの子より遅れを取るわけですので、その遅れによって息子が嫌な思いをしないかとまた不安になったりもします。今の時点でも外に遊びに行ったりして全く知らない少し大きめの子に「この子英語話せないのね。」とか言われたり、ナーサリーでもきっと先生に詳しい状況を話すことができないのでもどかしい思いをしているのじゃないかと思います。(お友達が何人かできて楽しく遊んでいるのが救いです)




普通、両親が日本人同士の子供はやはり母国語の方が優位になるのですが最近の息子の言語状況はどちらかというと英語優位です。息子の場合は話し始めるのが遅かったことと、現地ナーサリーに入った時期が関係して、息子の中で、何語でも理解しようとしてくれる親の話す言語よりも周りの人が話す英語の方が重要だと判断したのかもしれません。言葉はコミュニケーションのツールですから。

息子の日本語の遅れは十中八九、日本語を見る、聞く機会が少ないことです。日本語は親が話しているので理解していますが、自分が話すとなると別みたいで、親の私たちに時々英語で話しかけてきます。ですから最近は日本語を強化しようとこちらも必死です。最近試している日本語強化の方法は、とりあえず家にいるときは日本語で話すよう促しています。こちらも息子が聞き取りやすいようにゆっくり日本語で話したり、息子がどう言ってよいのかわからないときはゆっくり大きめにこう言うんだよと伝えます。動画もできるだけ日本語を見せるようにしていますが日本語動画で好きなものがあまり無いのと、やはり英語の動画やTVが好きみたいなので最近真剣に子供チャレンジなどの日本語教材を始めようかと考えています。あとは日本のじいじばあばとスカイプでお話する時間を最近設けることにしました。あとは日本人ママの子供さんたちとできるだけ遊ばせています。

今の段階でできることはそのあたりですが、今度小学生になると日本語の補習校に通ったりしなければいけませんし、同時に英語が遅れを取らないように宿題など常にサポートする必要もあるでしょう。親も一緒に勉強です。バイリンガルの環境にいるからといって自然に子供が本物のバイリンガルになるわけではなく、やはりあくまでそうなるまでにかなりの親のサポートと子供の努力が必要みたいです。(日本でインターナショナルスクールに行っていた日本人の知り合いは英語はネイティブレベル、日本語も会話は普通ですが日本語の読み書きは苦手でビジネスレベルに達してないらしいです。)うちの子はいつまでイギリスにいるのかも分かりませんし、どのくらいバイリンガルを保てるのかも分かりません。でも親の都合で子供をこういう環境においてしまい他の子よりも劣ってしまう可愛そうな状況を作り出してしまったので、できる限りで息子をサポートしてあげたいと思っています。

日本ではこれからの時代は英語が必須なので小さな頃から英語を身に付けさせようと親の方が必死になっているとちらほら見聞きします。ある意味ではそんな親の行動は正しいのかもしれません。というのはネイティブの発音を身に付けることができるのは3歳までと言われているからです。私も夫も学生からイギリスに来た身でネイティブスピーカーになれない辛さは分かるので子供に「ネイティブの英語を」という気持ちは良く理解できます。ただ一方で、普段英語を使う環境にない子供に、幼いときから英語を学ばせようと貴重な他の子と遊ぶ機会や日本語を学ぶ時間を削ってしまうのはちょっと違うのかなとも思ったりします。小さなときは英語よりも他の子と遊んで社会性やマナーなどを学ぶ必要がありますし、日本語の基礎を身に付けることの方が重要かもしれません。もし本当に子供に英語を身に付けてほしいと思うのなら親も一緒に英語を学んで使い、英語を頻繁に使う環境にしてあげなければいけません。教材やレッスンに任せるだけの場合、成長とともに子供にとって必要性がなくなりきっとそれは続かないと思います。言葉を身につけるのに重要なことは「必要性」です。あとは言葉が定着するのは小学4,5年と言われてますので最低そこまで英語を保ち続ける必要があるみたいです。

あとこれは余談かもしれませんが、「同じ人でも使う言語で性格が変わる」と言われていますが、これはイギリスに長く住んでくると感じるようになりました。日本語は言語の性質上とても回りくどい言い方を好みます。英語はその反対で結構はっきりストレートは言い方をします。日本人の周りくどい言い方を英語に直訳しても「それってYesなの?Noなの?」と聞かれます。あとは多くの国では自分の意見が正しかろうが間違ってあろうがばんばん言うことが普通です。言わない=意見が無い、つまらない人と見られることもあります。言葉はツールでしかありませんが、本当にわが子に英語の話せる国際人になって欲しいのならば、子供に「自分の意見を持つこと」の重要性を小さなころから教えてあげてください。結局綺麗で難しい単語を使って英語を回りくどく話す人間よりも、下手な英語でも意見をしっかり持ってストレートに話す人の方が理解されますので。


posted by OneLittleHuman



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