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もし自分の子が同性愛者になったら?



どこかの議員さんが「同性愛は異常だ」と発言したのが世間で騒がれていたのを見て、ちょっと思ったことを。日本で生活していたときは日常の中で同性愛の人たちがいることさえあまり気が付かなかったけれど、イギリスではとても多くの同性愛の方々が生活して、日常的に目にしたり接したりします。偽善的な意見でなく、同性愛者の人がいるのが当たり前という感覚で生活しています。

思い返してみればイギリスで生活してきて10年、意外と多くの同性愛者の方と接してきたようにも思います。まずはイギリスに来てすぐの語学学校の先生がゲイでした。40代くらいの男性で、子供はいるけれど離婚をしていてパートナーはいるといった感じのことを言っていました。イギリスに来たばかりの私はすぐにはぴんと来ず、周りが「○○はゲイだよね。」というのを聞いて、なんとなく普通の男性とは違うのは感じていたので「そうなんだ。」くらいに思っていました。ただその先生はとても明るくユーモアがある先生としても素晴らしい人で、私を含め周りの友達も慕っていました。

次の同性愛者との出会いは、大学で修士論文を書いているときに3ヶ月だけ家をシェアしていた女性です。その子はアメリカからオックスフォード大学に留学してきた子で、とても知的で面白く、また英語が堪能でない私と当時彼氏だったうちの夫にもフレンドリーに接してくれました。一緒に生活しているときは彼女がレズビアンだったことに私は気づいていませんでしたが、どこかボーイッシュで男性の話をしない人だったので奥手なのかなと思っていました。彼女がレズビアンだと気づいたのは彼女がアメリカに帰って少しメールのやり取りをしていたときにパートナーが出来て、その人が女性だったと聞いたときです。そのときは驚いたというより妙に納得しました。

それから最近の話だと去年、うちのフラットの共同廊下の補修・塗装をしていたビルダーの人たち(5人くらいいたかな)がみんなゲイの方たちでした。ちょっと事件があり色々ありましたが、根はとっても良い人です。ただ素直すぎなのか仕事をしながら喧嘩とかしょっちゅうしていて、私はそれを聞いてよく笑っていました。

最後に私ではなく夫ですが、夫の職場の現上司がレズビアンで、しかも最近同性婚を果たし(ロンドンも最近認められるようになったらしいです)、今は精子バンクを使って妊娠を試みているところらしいです。なんとパートナーは弁護士らしいです。その上司は少し口が悪くて荒いみたいですが、仕事はできる有能な人みたいです。私も以前バスの中でちらっと見ましたが一見普通の女性でレズとは分かりませんでした。

そんな感じでイギリスにいると当たり前のように同性愛者の方に接する機会があります。同性愛者の方と接してみて、確かに「あれ?」と思うときはありますが、それは別に害あるものではありませんのでこちらも特に相手が同性愛者だからどうこうとは思いません。それに同性愛者だからとかではないとは思いますが、私が出会った方々は有能な人が多いです。これはきっとイギリスが同性愛者でも社会的な地位を築くことができる寛容な社会だかこそ、彼らは自分の能力を発揮できるとも言い換えることができます。

息子が産まれたばかりのときに何がきっかけだったのか夫と「自分の子供が将来ゲイになったらどうする?」と言ったことを話したことがあります。私も旦那も「まぁ否定せず、彼の人生を応援するしかないよね。」と話した記憶があります。別に偽善でも何でもなく、周りにいる同性愛者の人は普通に生活していますし、わが子が幸せだと思う人生を応援するのが親として当然のことです。自然にそう思えるのもイギリスのような多様性のある社会での生活が長くなったからかもしれません。

今はもう違うのかもしれませんが、私の中でどこか日本の社会は均一であることをよしとして、個性ある者をはじく傾向にあるように思います。だけど人間は本来みんな一緒でなく色々な個性を持って生まれてきていて、その個性を伸ばして生きることが大切なんじゃないかなと子育てをしてみて改めて思うようになりました。

同性愛の問題だけじゃあく、他人の個性や違いを認める多様な社会に日本がもっとなっていけば、もう少し色々な立場の人が生きやすく、能力を発揮できるのかもしれませんよね。

どこぞの議員さんに言いたいです。「同性愛はイギリスでは認められた権利で、異常でもなんでもなく普通にみなさん生活していますよ。」と。


posted by OneLittleHuman

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