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イギリス人の子供を持つ親への優しい態度や行動


子育ての環境をイギリスと日本とで比較するとどちらもメリット・デメリットはあるのですが、大きな違いは周りの人たちの子育てしている親や子供に対する理解ある態度・行動かもしれません。日本人は自分たちが忙しく余裕がないことや感情を表に出さない国民性もあると思いますが、子供や子育てをする親に対して理解や関心が少ないのかなといった印象を受けます。一方でイギリス人は子供や子育てをする親に対して老若男女が結構優しく、時に手伝ってくれたり声をかけてくれたりします。

私はイギリスで出産、子育てをしているので日本での状況をよく把握している訳ではありませんが、日本に一時帰国した際に「日本人の子供、子育てをする親への無関心」は感じたことがあります。友人も感じたことがあるらしいのであながち間違いではないと思います。例えば、こないだ日本に帰って見た光景は満員電車で子供を抱っこしている親が居ても周りの座っている人はみんな携帯を見ていて気づかず。それどころか子供が少しぐずりだすと近くに座っていた中年の男性が嫌そうな顔をしていました。これがイギリスの場合、子連れの人が来るとさっと席を譲ります。見た目が少しヤンキーぽかったりいかつい人でも席を譲ってくれます。バスや電車で子供がぐずるときもありますが嫌な顔をする人はいませんし、時々後ろの席に座っているおばさんが「どうしたの?」と子供に声をかけてくれたり、あやしてくれたりすることもあります。

イギリスで子育てをしていて何度も知らない人の温かい言葉や行動に助けられたことがあります。先日も公園で帰るのをぐずった息子に私が困り果てていたときに、公園に座っていた30代後半くらいの男性が帰り際に「月日が解決していくれるから大丈夫だよ。グッドラック!」と優しい言葉をかけてくれました。私としては息子がワーワー30分ほど泣いて動かず、周りの人の目もあるし、のどかな公園を乱して申し訳ないけどどうしようもない・・・といった感じでずっと息子をなだめていたので、思わぬ優しい言葉に感動しました。その男性も子供がいて、同じような経験をしたことがあるのかもしれませんがこういう何気ない理解の言葉が嬉しいものです。

イギリスでの子育ては助けてくれる身内もいない環境なので正直きついことが多いです。でもその代り周りの見知らぬ人たちが時折優しく見守ってくれることも多く、それは本当にうれしい限りです。イギリス人(イギリスにいるヨーロッパの人も)の優しさは、別にお礼を欲しがったり深く考えた上での行動でなく、反射的な行動に近いです。助けを必要としている人に自分のできることがあったらする、当たり前の行動みたいです。さっとバギーを運ぶのを手伝ってお礼の言葉も聞かず相手の顔も見ずに去っていく様子を見るとよく分かります。ほんとかっこいい、というか見習うべき点です。

日本も少子化の問題で保育園騒動やら色々騒がれていますよね。少子化を食い止めるにはもちろん抜本的な国による解決策が必要だと思いますが、国民1人1人のレベルでは、やはり子供や子育て家庭を周りの人が優しく見守るということも大切かもしれません。別に疲れているのに無理に席を譲れ、手伝えということでなく、できることをできるときにすればいいだけだと思います。(疲れているときにどこかの子供がぎゃーぎゃー泣いて耳につくけれど嫌な顔を出さない、それだけでもいいと思います。)

「子供はその国の将来を担う宝」。自分に子供がいようがいまいが、自分が年老いたときに国を支え、自分の年金を払ってくれるのは今そこで泣いてぐずっている子供たち。子供は泣くものだし、ぐずるもの。子供のとき子供らしくいっぱいぐずっていればぐずらない大人になるはずだから!親も一生懸命子育てをしています。どうか見守ってください。と思うのは自分が今子供を育てているからなのでしょうか?

イギリス全土、そして首都ロンドンもベビーブームで人口は増加中です。正直、イギリス経済が良いかというと実感としてあまりないですし、ロンドンは住宅価格が異常に高騰、税金も高い、インフレもすごくて金銭的には子育てに優しくない状況です。だけどみんな子供をどんどん産みます。もちろん何も考えず産む人も多いのですが、やはり税金が高いだけに社会保障が整っていますし、子供や子育てする親への理解が社会全体に浸透しています。賑やかな子供ありきの社会こそ健全で活気のある社会といった風潮、そういう子育て世帯を取り巻く環境が社会的に整っているからこそのベビーブームなのかなぁといった気がします。


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